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ロンドンなわけ
え~ん、今日は途中まで違う記事書いてたのに、写真がアップロードされない!
なので、急遽ネタ変更。

1年前の今頃、私にロンドンへ来る予定はなかった。
Law School へは向かっているつもりでいたものの、別の方角を向いていた。
そう、私の未来は生まれ故郷アメリカにある・・・はずだった。

去年のゴールデンウィークも過ぎたある日曜日、私は渋谷でAlana と映画を観た。
Alana とは東京でLaw school の試験対策の塾に通っていた時に出会った。確かイギリス生まれのフランス育ちで大学はアメリカ。スペイン語も話します。それと中国語と日本語も少々・・・。
Lost in Translation を観たあと、映画館を出て、すぐ近くにあるAlana が入ってみたかったというカフェでランチ。

そこで二人はいつものように、Law school 試験への不満、受験の苦労をお互い吐き出し愚痴りあった。
そのうちAlana から「あなたもロンドンの大学を受けるべきよ!」と。
彼女はその時点で既にロンドンの大学にはいくつか受かっていた。

「ここからParis まではすぐなのよ~、Dinner をしにだって行けるわ!」
「ここらへんのパブは最高~」
「この通りにはお店がいっぱいあって、表参道みたいな感じ!」

と、今では通りの名前など忘れてしまったが、彼女の説明で私にはだんだんロンドンがとても魅力的に見えてきた。(私は赤ちゃんの時を除いてイギリスへ来た事がなかった)

そしてそのうち二人で、
「そうね、私達一緒にロンドンの大学へ行ったら楽しいわよね~」
「なんか希望が見えてきた~~!」

と、声が枯れるほど興奮してしまっていた。
そう、私がロンドンへ来てみようと思った最初のきっかけは、楽しそうだったから(笑)

他にももちろん理由はあった。
まず、あの苦しめられた試験が不要なこと。ロンドンの大学の学位でもアメリカの多くの州でBar exam が受けられること。ヨーロッパであること(=諸外国が近い。アメリカを向いてたけどヨーロッパも好きですし)。ほぼ全ての大学が公立であるためアメリカ(学校によるけど少なくとも私立)よりは学費が安い。ちなみにEU の学生だったらもっと桁違いに安かったんだけど、‘外人扱い’なんで・・・(涙)アメリカで田舎町へ行くよりもロンドンの方が都会で国際的。

学費については結局は微妙だけど。生活費が高いし、アメリカならアメリカ人としてStudent loan とか奨学金の対象になれるため、そういう補助をあてにしていた。でもイギリスじゃあ全くの外人!外人対象の奨学金は少ないのです(;_;)



そんなこんなで急に希望が見えてきちゃった私は早速、翌日会社のお昼休みの時間を使ってわざわざ電車で飯田橋のBritish Council へ行ってみた。
何しろ、Alana が教えてくれたお勧め大学4校の他には大学ガイドのウェブサイト、ケンブリッジとオックスフォードは1年前から準備が必要(そんなとこに縁はないけど)という事、UCAS というのを使ってApply するという事ぐらいしか情報がなく、締め切りに間に合うのかさえわからなかった。

時間がないのに、なんとBritish Council の前を通り過ぎて市ヶ谷めがけてずんずん歩いちゃってた私!場所は知ってたのにー!(※駅からすぐ、まっすぐの道を行くだけです…)
さすがにおかしいと気づき、慌てて戻ってやっと発見(^^;
UCAS (Universities & Colleges Admissions Service=イギリスの大学は皆これを介してApplyします。大学院は別) の資料だけもらって急いで会社へ戻りました。

家に帰って資料を読んでみると、Home students (イギリス&EU)はもう締め切られていたけど、外人の締め切りは6月30日だった!セーフ!
おまけに、このUCAS、オンラインでもApply できるし、一度に6校までApply できて費用もたったの£15。それまでアメリカのLaw school 1校につき50$前後送っていた(何万円使ったことか・・・涙)のに比べるとかなりお財布に親切。

それから学校選び。Alana がいくつか教えてくれていたのでウェブサイトを見てみると・・・
TOEFL のrequirement が高い!!!私はTOEFL が苦手。。。おまけに受験料が高いので、2年前の秋にやっと250点を取って以来そのままだった。アメリカはこの点数でほとんどの大学院大丈夫なので。でもAlana が教えてくれた(いずれもLawの場合→)King's college:250、UCL:267、SOAS:270 ・・・ガーン(*_*;

TOEFL もう1回受けなきゃーーーっ

その後British Council でも、ひとつの区切りでもある250を既に取っており、また私のTOEIC のスコアからも、点数的には大丈夫だろうけど、TOEFLのスコアの期限が2年であり、その年の秋には切れることからもう1度受けてみることを勧められた。

TOEFL のほかに、IELTS という英語の試験もあり、ヨーロッパではどちらかと言うとこちらのほうが主流のよう。でもこれ、受けた事もないのに「最初で最後のチャンス」にしちゃうのは危険すぎる。おまけに受験料がめちゃくちゃ高かった!
と、言うわけで急遽苦手なTOEFL をまた受けることに・・・。

TOEFLって、月1回しか受けられないんです。
既にその時5月半ば。
UCAS 締め切りは6月30日。

迷った。しっかり勉強して6月に1回のチャンスに懸けてみるか、それとも5月にも1回受けて、チャンスを2度作るか。
私が選んだのは後者。もう土日の試験は定員いっぱいだったため、部長に午前半休の許可をもらって5月最後の日=31日(少しでも日数が稼ぎたかった)の朝に受験することに。

予約が取れてからも大変だった。久々のTOEFL, 勉強しなきゃ!(当たり前だ…)
Amazon でTOEFL対策に良さそうな本を探し、会社帰りに本屋で買ってった。
それからは毎日通勤の電車の中で眠くても「あと2週間だけの辛抱」と思い本に目を通した。
よく電車の中で英会話のテープ聞いたり、本読んだりしてる人いるなー、とは思っていたけど、まさか自分がそれになるなんて思ってなかった!(笑)あ、テープは聞いてないけど。

TOEFL 受験が終わった日、会社へ戻る足取りはとぉーっても軽かった♪
なんだかもうHappy でしかたなくて、友達に携帯でメールしたりしちゃってた(^^;まだほんとの受験はこれからだって言うのに…。

あ、そうそう浮かれてた理由は、ちゃんとあったんだ。
TOEFL のCBT(Computer Based Test)では、Writing の部分を除いたスコアが試験終了時にその場でわかるのだ。だから、Writing 次第で何点~何点という結果が出る。
多分、それがまあ良かったんだと思う。あんまり覚えてないけど・・・(^^ゞ

それからUCAS のApplication.
Alana が教えてくれた学校は皆、ランキングトップ10にはいってるようなとこだった。(道理で・・・)
それでもとりあえずそれらのうちの2つぐらいはApply し、あとは彼女が教えてくれた大学選びサイトと、地図をたよりに残る4校を決めなければならなかった。
ランキングでなるべく上の方で、場所がロンドン。
それだけを条件に、後はいろんな大学のウェブサイトを見て決めた。印象とかで(笑)

調べてみるうちに、だいたいの学校はTOEFL 250でも大丈夫なことがわかった(^^; なぁ~んだ。

そして6月も半ばを過ぎた頃、運命の日はやってきた。
UCAS では合否の結果が各学校から出ると、それをメールで知らせてくれて、そこから自分でUCAS のサイトの確認ページへ見に行くというシステムになっている。

Unconditional Offer

そう、そこには(無条件)合格の文字が!!!!!!
会社で確認したのに、思わず涙ぐんでしまいました。たまたま皆外出中でほとんど人はいなかったけど。
早速、母や友達にメールしまくり!!!(だから、仕事中だっていうのに...)
すると母から、TOEFL の結果が届いているとの返信も。
スコアは上がっていたけど、大学の合格と同時に来たんだから、このスコアは考慮に入っていないみたい・・・。あ、結局5月の1回しか受けませんでした。
ま、短期集中だけど頑張って勉強したのは良い事だ。無駄ではない!よしとしよう(^o^)

そしてそこからは、節約しつつも時間を惜しんでいろ~んな人たちと出発前日まで忙しく飲み踊り歩いたのでした(爆)
ああ、あの夏が恋しいわ~。

ん~、なんて締めだ・・・!
以上、これから留学を考えてる人にちょっと役立つ情報でした(?)

本当は、もうすぐあれから1年か~、なんて振り返ってみてたんですけど。
by lonlon55 | 2005-04-23 05:42 | ご挨拶

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石の上にも3年。イギリスには?
by lonlon55
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